1953-02-27 第15回国会 衆議院 法務委員会 第24号
○大川委員 そろばんの上のことはそれでよくわかるのでありますが、私の特に当局に御考慮を煩わしたいという点は、かかる逆境にある青少年の受験料をことさらに二倍半値上げするということは、ただそろばんの上でなく、あるいは営利会社でない国家といたしましても、いま少し親心をもつてこういう受験手数料については考慮をしていただかなければならぬという考え方でありますので、特にこの点御了承いただきまして御考慮をいただきたいと
○大川委員 そろばんの上のことはそれでよくわかるのでありますが、私の特に当局に御考慮を煩わしたいという点は、かかる逆境にある青少年の受験料をことさらに二倍半値上げするということは、ただそろばんの上でなく、あるいは営利会社でない国家といたしましても、いま少し親心をもつてこういう受験手数料については考慮をしていただかなければならぬという考え方でありますので、特にこの点御了承いただきまして御考慮をいただきたいと
從つてこの三倍半の、つまり旅客運賃の値上げの増收と、今回の二・五五倍に引下げられたるその差額は、ズレを除いて一体金額はどれくらいになるかということと、それから更にこれを二倍に引下げた場合に、ズレを除いたるその差額がどの程度になるかということ、それから今一点伺いたいことは、貨物の運賃を三倍半値上げするといたしまして、例えば石炭ならば五%影響するということであるが、これを四倍に上げた場合においてはどういう
それは何かといえば、購買力の減じたことだと思うのでありますので、たとえこの國有鉄道の旅客運賃を三倍半値上げして……國有鉄道は五%の運輸收入の減を見られておるようでありますが、もつと甚だしいところの運輸数量を減を來し、從つて收入のマイナスを來すものだということを考えなければならんと思います。
それはこの前どなたか質問されたと思いますが、三倍半値上げした場合の乘客の減を五分であると見ております。せんだつて公聽会の際の私鉄の経営者連盟の方も言つておりましたが、少くとも一五%は減るであろう、こういうふうに観測しておりましたが、この点に対して当局の御予想を承りたいと存じます。
○堀江委員 國鉄のこのたびの三倍半値上げについては、公聽会におきましても、また一般の世論においても、囂々たる非難があることは御存じの通りであります。しかし國家財政が非常に窮迫しており、政府としても種々な困難の事情があるということは了察しております。
貨物は一一%で、平均して二三%であるから、三倍半値上げして八〇%五になる、だからこの百億円の繰入金を入れなければならぬということでありますが、こうしたでこぼこは当然これは是正されることが独立採算制の本旨であると考えますが、大臣はいかに考えられますか。
運輸大臣は何がゆえに最初のやや妥当な案を引こめてしなつて、最も愚劣な案であるところの一律三倍半値上げという、選りに選つて一番愚劣な案に賛成してしまつたか。こういう点をお伺いしたいのであります。
次に、鉄道運賃の三倍半値上げについてお伺いしたいと思うのでありますが、鉄道運賃三倍半値上げに対して、世間ではその反対が非常に多いのであります。國民全体が物價騰貴に苦しんでおるのに、その上三・五倍の値上げをされては、交通費の負担が多く、なり、これは物價騰貴に影響する。ゆえに、これに対して反対するのは当然であります。
当局は貨物運賃は現在の八倍半値上げしなければコストに合わないと言つております。旅客運賃は二倍に値上げしなければならぬといつております。こういう現実を的格に処理していただくのが皆樣方の責任であると私は考えております。
なおこの点は研究しました上で、このたびの三倍半値上げについて御返事申し上げたいと思うのであります。それからもう一つお尋ねしたいのは、たいへんこまかいことになりますが、運輸当局はいつごろから貸借対照表をお使いになつたのでありますか。
そうするとわれわれがこの案の審議にやや反対的な立場にあるから來ておるというような、妙なことになつてしまつて、はなはだ面白くないから、與党の議員に、三倍半値上げしたいならしたいように、熱意を示すべく出てもらわなければ困ると思うのです。
なおごく大ざつぱに考えますと、もしこの鐵道運賃を三倍半値上げしなかつた場合には、一般物價が百十倍という値上りになるものか、何倍くらいに減るかという大ざつぱな御見當は、何かつかぬでしようか。あるいはこれは八十倍で濟むとか、七十五倍で濟むとかいうような見當がつかぬものでしようか、その點をお伺いします。